新年も10日目。
いろいろあって、いろいろ書きたいこともあるのだけれど
伝えたいこと一つ。
105年と約2ヶ月の年月を生きるということ。
だんだん記憶を失っていく。
だんだん生まれ変わる細胞が少なくなって、そしてとってもゆっくりと生まれ変わっていく。
ゆっくりゆっくりと終わりが来る準備を身体が自然に行っていく。
そして、その日がいずれやって来る。
病気や事故で突然その日が来て、人生が区切られるのではなく
自分自身で区切るわけでもなく
自分として生きて、ただその日が訪れるだけ。
そして、それをただ穏やかに受け入れていく。
穏やかに受け入れる準備は、自然に行われている。
自分自身の身体も心も、そしてその周りの人々も。
105歳のおばあちゃん。
小学校の頃、一緒にテニスをよくしました。
ジョギングとラジオ体操が毎朝の日課でした。
自転車も教わって早くに乗れるようになりました。
お味噌の大きなおにぎり、おやつでした。
師範学校を出て先生をやっていたおばあちゃんは
外で働く自分を随分応援してくれました。
会いにいったその日も
ホームのお昼ごはんを自分はいらないから食べなとすすめてくれて、
満面の笑みで来てくれたことを喜んでいました。
うれしいよ。ありがとうね。白い肌だね。手がすべすべだね。といって、握った手をぎゅっと頬につけました。
おばあちゃんの手はとっても小さくほっそりとしていて
ところどころアザがでていて、そして、とっても優しい感触でした。
この日が、この時間が、この瞬間が最後かもしれないなと思いながら
また会いにこようと思いました。
4 件のコメント:
ありがとう♪
おばあちゃんもとってもよろこんでいると思います。
また、来てくださいね。
は〜い。
今回はなんだか涙が出ました。
いつもいろいろありがとう。
おばあちゃん。かわいい。
105歳。すごいね。
私の祖父は87歳でなくなったのだけど、生きていれば、一緒くらいの年齢だよ。
もっともっと、おじいちゃん自身の話を聞いておけばよかった。
なんて、いまさら思う。
なんだか、おじいちゃんは、おじいちゃんで、
一人の人としてどう生きたのか・・・みたいな向き合い方してなかったな・・・。とか。
今さらなんだけど。
かわいいでしょ。ありがとう。
家族って一人の人として意識するより、父、母、、、という関係というか関わりが強くなっちゃうよね。
87歳までお元気で生きた一人の人として、どんな人生だったのかを思うと、いろいろ思うところがあるよね。
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