前職で携わったレストラン
からだに優しく、内面から美しくなるための食事と環境を提供する場として
東京の麻布十番で6年間営業してきました。
閉店のお知らせをいただきました。
思い出深いお仕事で、自分の転機にもなるプロジェクトでした。
もともと食や健康に対する興味は強かったですが
そのプロジェクトを担当することで、いろんな勉強をしたことが
今の自分の一部に強くあります。
店舗実習や販売にも直接携わり、小さな街での小さなお店を
大きく変化させてきました。
オーナー、経営側の野心と目標と、現場の気持ちと志の行き違いや対立。
現場との狭間でどうあれば一番いいのか悩んだ時期もありました。
そして、プロジェクトで同じ同僚として活躍した他のコンサルタントからも刺激をたくさん受けました。
かなりハードな内容と経営陣との不和により、数々の同僚が去っていきました。
そして、ひとりまた一人と同僚が体調を崩し、他のプロジェクトに移っていきました。
自分自身も体調を壊し、また仕事中心の生き方のせいで多くの犠牲をはらった時期でもありました。
自分の人生も自分自身も大きくストレッチをした時期です。
たくさん自分と向かい合った時期です。
この時期が今の自分を創り、それからいろいろなセミナーに参加しても深く学んでいけたのではないかと思います。
そんないろいろな思いを感じるお店の終止符。
一つの幕切れでした。
小さい街で小さいお店のまま
身近な人たちにからだにおいしいごはんを提供し続けていたら
今でもそのまま営業していたのでしょうか。
それとも、もっと早く閉店に追い込まれていたのでしょうか。
そのどちらでもうまくいかなかったかもしれません。
今となってはわかりません。
愛のあるところはすべてがうまくいくところに辿り着きます。
愛のないところは結局うまくいかないところに辿り着きます。