「美の壺」というBSの番組があって 好きな番組の一つです
草刈正雄さんのちょっととぼけたコメディコントがあって それは好みが分かれると思いますが😆 そこで紹介される「美」に関する情報はとても貴重で とっても勉強になります
特に日本文化芸術を中心に紹介しています
この前は 建築関連のスペシャルで その中で建具や建築道具が紹介されていました
その中でハッと心打たれるシーンがありました
カンナの紹介の中で 厚さわずか０.１ミリで削る宮大工の職人さんが「削らせる」と表現したところです
「削る」と言わず 「削らせる」
自分が主体でカンナで木を削る のではなく あくまでも道具が主体で自分が裏方のような立ち位置 もしくは道具と自分が対等な関係で 道具と一体になったように カンナに削らせると表現したのです
その言葉の言い回しがグッと胸に響きました 超絶技を持つ職人さんの世界が少し垣間見れた気がしました
一般的に 便利なことはいいと認識されています 私ももちろん 便利だと嬉しいです
世間にはいろんな便利がたくさんあります
ただ 不便なことも楽しめるくらいの余裕やゆとりの中で暮らしたいなと思っています 不便な方が 工夫したり 自分の能力を使ったりして 生きる力がついてくるような気がします
例えば 食いしん坊で美味しいものに目がないので 我が家には電子レンジはありません なので いわゆる チンすることがありません
お野菜やお肉などは 蒸したり 茹でたり 炒めたりする方が チンするより美味しく感じるからです
電子レンジがなくてお料理で困ることは ほとんどありません
オーブンもありませんが トースターを使って工夫してグラタンなどは対応しています
工夫したり 考えたり 自分の手間や努力でカバーしたり そうすることで 暮らしの幅が広がって 楽しめることが増えそうな気がします
炊飯器は使いますが たまに土鍋でご飯を炊きます 土鍋の方がやっぱり美味しいです 昔の人はこんな美味しいご飯をかまどで炊いて食べていたんだなぁと思うと 人間の味覚を便利さの代償で失ってしまっているような気がします
そうそう このあたりの地域では 朝のゴミ出しに車で来る人が多くてびっくりしました 通勤途中というだけでなく ゴミだけ出しに車を使うのです 近くのコンビニへ車で行くのも驚きましたが まさかのゴミ出しも。。。
便利かもしれませんが 歩く能力やゴミ袋を持つ筋力を使わないと 自分の体は弱くなってしまうのではないでしょうか
もちろんいろんな理由があると思いますので 一概に否定する気はありません
便利さを追求することで いろんな発展や進化が起こり 多くの人たちを助けていることはあると思います
パソコンも携帯も便利だし ワープロやガラケーの時代は帰ってこないでしょう
掃除機は使うけど 箒や雑巾でお掃除する気持ちよさも大切にしたい
その便利さの裏側もちゃんと見ていることも大事かなと そして 不便さも楽しめるくらいの気持ちのゆとりや人間力を高めておきたいなと思っています
毎朝のコーヒータイムは 欠かせません コーヒーの香りが その日を気分良くスタートさせてくれます 幸せの香り💕
真岡では BENTENさんというお店で 焙煎した豆を購入しています 男性一人で営業しているお店で オープンしてから2年だそうです 散歩している途中で見つけてから お気に入りのお店 だんだん最近 仲良しになってきて おしゃべりをするようになってきました
農園さんごとの豆を丁寧にハンドピッキングしていて 焙煎後も豆を選別しているので ほんとに美味しいコーヒーが淹れられます 頼りにしているお店です
益子の道の駅のカフェにて この日は珍しくランチをしました
地元の美味しいお野菜をたくさん安く販売しているので かなりお気に入りの場所です
農家さん手作りの七味唐辛子とかも売っています これが香りが良くて風味がいい！ しかし今は夏場で高温多湿で 乾燥させるのが難しいということで作らないので入荷なし😢 秋以降の販売を待っています
お野菜と同じように 七味唐辛子のようなスパイスも旬というか季節の天候が関係あるんだなと知ると もちろん自然のものから作るから当たり前のことなのに 1年中変わらずにあるのが当たり前に思ってしまっている自分の感覚の鈍さを知ることができます 良い学びです
得意不得意のことが 違っていると お互いに補えあえます
例えば 我が家ではお料理は私が担当していますが 掃除機をかけるのは夫が率先してやっています 車関連はまるっきり苦手なので 運転も洗車もほぼ100％夫ですが 出かける場所や旅行のプランニングなどは 私が決めることの方が多いです
物理的なことだとわかりやすいですが 心理的なことにも言えます
例えば 腹が立つポイントが違うと 自分が怒っていても相手が冷静なので 自分の怒りも収まってきます 違う視点で考えられるようになるので これはかなり助かります
できないことは無理せず できる人に頼ると楽ちんですね 昔は何でもかんでも自分でやらなくてはいけないと思って 勝手に自分が大変になっていることが多かったです
人間関係でも 苦手な人とは無理せずに距離をとって 必要な交流のある時は夫に任せてしまうことができるようになりました これは本当に楽ちんです
心理的に自分のカウンターバリューのことって受け入れ難くて否定的な反応をしてしまいがちですから 上手に対応できる人に任せてしまうのも一つのやり方だと思います
そんな中で 少しずつ自分の範囲を広げていければいいのかなと思っています
半人前だからこそ 謙虚に成長できるチャンスがたくさんあるということです
