2011年4月8日金曜日

直島の魅力、そして自分を生きること。

直島は、島の自然と建築とアートと人と時間とがかけ合わさった
融合された美しさがあります。
ゆっくり時間を過ごすほど、季節をかえて訪れるほど
その魅力が深くからだに入り込んでいきます。
出会いがあります。
自分の新しい感覚に。

海のさざ波に心が癒されたり
夕日に心が照らされたり
自然の中にいれば普通に感じるような幸せの他に
芸術を通して伝わる人としての生き方のようなものを感じます。

本当の意味で自分を生きることを強く感じます。

人の望みを叶えるために動いてしまう人生は
一見、自分という存在に意味があると思え、とてもよいことのように思えるけれど
本当の自分を生きることと、いつも同じというわけではありません。

実現したい、辿り着きたい先が明確であれば
それは自分の道と言えるかもしれない。
ただ、どんな道を歩んでいきたいのか不明確なまま
人のことをやっているのでは、たくさんの人の望みを抱えただけの
ただの自分のないバラバラな自分が出来上がってしまいます。

自分という存在を輝かせること
それは、自分という存在を決めつけないこと
それには、鍛錬が必要です。
自分の枠から自由でいる鍛錬です。
枠こそ、その限界は、自分だけの体験の中で自身が創り上げただけのものです。

自分を生きるとは、今の自分を壊すこと。
自分が捉えている世界から自由でいること。

それには、自分の感覚だけが頼りです。
だから、その感覚が感じられるように、鍛錬が必要なんです。

ときに、嫌のことをやったり、我慢したり、知らないことを知る努力をしたり
退屈なことや面倒なことをやり続けたり、、、

そんな反復された先に、鍛錬した後に、
自分という今の枠組みの中にいる自分から
自由でいる自分があるのではないかと今は思っています。

一歩その先に行くために、自分は、今をより丁寧に、自分を生きようとあらためて感じています。

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