2014年7月23日水曜日

「時間湯」体験!

草津温泉は三名泉の一つ
栃木県生まれの私には馴染みのある温泉です。

温泉というと、効果効能があるのは知っていましたが、どちらかと言えば、
露天風呂の景色が綺麗とか、ゆったりとリラックスとか、地酒とお料理で満喫するとか、そんなイメージでした。

今回、草津で初めて「時間湯」というものを体験。
この時間湯が、すごかったのだ。

江戸時代から伝わる独特な入浴法「時間湯」
神棚に参拝から始まる一連の流れの温泉療法で、かなり修行っぽい。。湯治だわ。

入浴法を指導する湯長の号令の下、時間を区切って入浴する。
湯長という存在も初めて知ったよ。ちゃんと修行した湯長という人がいるのだ。

草津温泉の源泉は51度から熱いところでは94度もあり、しかも刺激の強い酸性泉。
そのままでは熱くて入浴することができないので、水を使わず自然に温度を下げる方法として、「湯もみ」をする。
なるほどー
あの板で湯を掻く有名な動きは、温泉の温度を下げるためだったんだ。
知ってた?私は初めて知りました。。
そして、お湯が空気に触れることで、湯の花になる。確かに、どんどんお湯が白濁してきて、湯の花ができたよ。

板で湯をもみ、温度を下げ、湯を柔らかくする作業を20分~30分!
えーーーーっ、かなり苦行でしょ、、、とかなりビビっていましたが、体験コースは、数分で終わりました。ほっ、よかった。
湯もみのときに、調子を取るため歌われるのが「草津湯もみ唄」で、特に草津節が有名。
あの「草津よいとこ〜一度はおいで〜」という節は聞いたことある人が多いと思う。あれはその歌だったらしい。

参拝、湯もみ、かぶり湯(身体にお湯をかける一連の流れ)、3分入浴、休憩という流れ。
お湯は43度。感じとしては、44度くらいはあったと思う。かなり熱い!!
修行というか、苦行な感じ。。。ちょっと私は苦手な温度でした。
ほんとは腹式呼吸をして、目は半眼で、悟りの境地みたいな感じで3分を過ごすことで、治癒力が高まるらしいが、私は辛抱する我慢タイムとなり、腹式呼吸するのはすっかり忘れてた。

血行がよくなるのはもちろん、血液など浄化する。解毒、浄化といいこと尽くし。
1回だけの入浴でもそのことは実感するくらい、とにかく効果効能が高い。
アトピーの治療で湯治していた女性がいたが、かなり綺麗になっていた。

温泉療法、治療の一つだね。すごいわー。
体験コースでない湯治の場合は、この時間湯に一日3回入るらしい。
そんな湯治場があるのも草津ならでは。
奥が深い体験でした。


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