老舗ホテルのホテルオークラが建て替えを決めたニュースがあった。
調べてみたら、来年8月に休館して、東京本館は建て替えられるようだ。
そっかー、、あのレトロな雰囲気
けっこう好きだったんだよなと、ちょっと残念に思う。
昔の造りだから、現代的なホテルや今の主流の建築からいうと、時代遅れで、狭くて窮屈な感じなのかもしれない。
もちろん、きっと建て替えても
日本の伝統美を極めた、素晴しいホテルに生まれ変わるのだろうが
古いものに宿る魂みたいなものは、どうしても消えてしまう。
古いものを大切にしてきた時間の積み重ねが生み出す独特の雰囲気、好きなんだよな。
ホテルでいえば、帝国ホテルとか奈良ホテルとか、、華美さはないが、心が落ち着く贅沢さ。
ホテルオークラのバー「ハイランダー」は
国内有数の素晴しいサービスで、よくそこで修行した人はどこでも通用すると言われるくらい、有名なバーだ。
一度来店した人は覚えていて、合わせてサービスするとか、しないとか、言われるくらい。
一度来た人を覚えているって、、人数が多すぎるが、それぐらい丁寧だってことだと思う。
確かに、距離感、間合い、サービスのイロハが徹底されていて、かつ、機械的でなく、人間的なのだ。
2、3回しか行ったことはないが、贅沢な雰囲気で、仕事上の付き合いで行ったときのサービスと、プライベートでの微妙な差異が印象に残っている。
場所が変わっても、人が一緒なら、同じサービスを提供するんだろうが
あの長い年月の積み重ねで得られる空気感
贅沢なんだよなー
快適な宿泊という機能を担うホテルでは、古さのもつ贅沢や不便さが、足を引っ張ることもある。
こちら側(利用者)の許容範囲が広くないといけないもんね。
そして、これがね、私たち人間の許容範囲が狭い。。
残念だなー。。
なんて、ほとんど縁のない私が思うくらいだから
昔から、そしてもっと好きで頻繁に利用してきた人達からしたら、惜しむ気持ちがあるんだろうな。
ホテルオークラの保全を望む署名運動が始まったそうだ。
どうなるのかなー、やっぱり建て替えかなーなんて思った今日でした。
来年8月までに訪れたい場所の一つだわ。
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