2016年6月20日月曜日

我なんじと我それ

ゲシュタルトセラピーの中で、大切な要素の一つ
それは、「我と汝」という考え方、関わり方です。
いわゆる、「私とあなた」です。

これは、哲学者マルティン・ブーバーが提唱した、我汝で関わることによって、全世界的に平和を導くことができるという思想です。

簡単に言ってしまうと、人は、役割や立場でいることが多いですが、それらのことを超えて、一個人としているということです。

上下がなく、対等であるということ。
役割で生きるではなく、個人として生きること。
相手を敬い、共感し、理解しあう関わり。

それと、対照的なのが、「我とそれ」の関わりです。

我それの関わりだと、相手が、もの、に近い感覚になる。
相手を尊重しません。服従があったり、相手に価値を見出していなかったり。
物質的な関わり、損得や利害関係があったり、上下関係があるわけです。
だから、相手にレッテルを貼るわけです。

もちろん、職場や家庭では、上司と部下、親と子などの違いはありますが、それは違いであって、従うもの、従わせるものの上下がある関わりとは違うわけです。
子供だからというレッテルを貼って、相手の個性を尊重しないのではありません。

いろんな問題は、この我それの関わりが土台になっていると思います
例えば、ネット上の批判などが問題視されていますが、これは、我それの関わりだから起こるのではないかなーと思います。
相手が一個人でない、対象物となって捉えているから、批判しやすいのでしょう。
もし、相手が一個人としての存在を認めていたら、相手の立場を理解したり敬ったりすることになると思うのです。

昨日はウィキャンをお休みして、ちょっとリフレッシュがてら、かつ少し懐の足しにしようとアルバイトをしたのですが、そこでの担当者の方の対応が、あまりにもひどかったので、、この我それを思いながら、自分としては、我汝を意識して、誠心誠意で対応しました。

たまに違うフィールドで働くのって大切ですね。
最近、それほど足蹴にされたり、無視されたりって、あまり体験しないので、ある意味新鮮でしたー!

ウィキャンの場では、心温かい人たちに囲まれて、自由にやっているなーと改めて感じます。ありがたいなーと。
そんな場に甘えているのかも。

自分の人格をもっと高めようと思った1日でした。

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