2012年7月7日土曜日

夜空を見上げて。

そういえば、オーストラリアの夜空は美しかった。
星が瞬き、強い光を放っていた。
美しい朝焼けに負けない光を放っていた。

天の川は1970年以降、見るのが難しくなったそうだ。
高度成長期以降だ。
人口光のない自然の中でないと、弱い光の恒星群は目にすることができない。

天の川を眺めながら自然を感じたり
織女と牽牛の伝説に思いを馳せたり
そんな心豊かな時間を私たちはどこにやってしまったんだろう。

生活すること(生きること)が簡単になって
生きることの希薄さが生まれる。

人は便利さを手に入れると同時に、必ず失っていることがある。
全て物事は両面の可能性を秘めているから。

だから、幸せと不幸はいつも裏表の関係。
だとすると、幸せでも不幸せでもどちらでもいいのだ。結局のところ。
それは、いつでも裏返る。

不幸だとしたら、それは幸せにつながっていること。

幸せはいつも不幸を内包しながら
幸せな人は、いつも不幸をともにしながら、幸せに生きているのだ。
ただそれだけなんだと、今日という日を過ごして思う。

今日という日に感謝して眠りにつこう。

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