2013年8月4日日曜日

原点「ゲシュタルトの祈り」


私は私ことをする。
そして、あなたはあなたのことをする。

私は、あなたの期待に添うためにこの世に存在しているのではない。
そして、あなたも私の期待に添うためにこの世に存在しているのではない。

あなたはあなた、私は私。

もし、私たちがお互いに出会うのなら、それは素晴しいことである。
もし出会わなければ、それはそれで仕方がないことである。

「ゲシュタルトの祈り」(F・Sパールズ)

ゲシュタルトに出会った最初の衝撃でした。
涙が止まらなかったなぁー
たぶん、10年くらい前のことだと思う。

そして、「パールズを超えて」という文章に最近、出会いました。

”私は私のことをし、あなたはあなたのことをする”とパールズは言います。
けれど、それだけであるのなら、私たちの絆は、明らかに失われてしまうでしょう。

私が生きるのは、確かにあなたの期待に添うためではありません。
けれど私は、かけがえのないあなたの存在に、心から敬意を表します。
そしてまた、私もあなたから、心からの敬意を払ってもらいたいと願いします。

私たちはお互いに、心と心が触れ合った時にだけ
”私たちはここにいる”と、声をあげて言えるのです。
もし、あなたとの絆を失ったなら、私はすでに自分をなくしてしまったも同然です。

私たちの心が触れ合ったのは、偶然ではありません。
心を尽くし、思いを込めて、お互いに求め合ったからこそ通い合ったのです。
何もしないで、ただ事の流れに自分を任せただけではないのです。

心の内に期待したからこそ、心が触れ合うまでに至ったのです。
そうです、事が起こるのは、私が思い立つからです。
そして、私の思い立ちだけで、足りるものではありません。
真理が現れ始めるのは、私とあなたが共にある時なのです。

と、タブスは言います。

お互いに出会う(心が触れ合う)こと
そして、お互いが共にある時、真理が現れ始める。
そしてまた、出会わない(心が触れ合わない)こと
それもまた、真理なのだということ

一人の人として生きるということは、そういう事なんだと
改めて深く感じました。

他者や環境からのサポートに依存しないで、一人の人として自分の内側の力を見いだし、自己実現していく、今、ここをいきいきと生きていくこと。

原点に戻って、成長していこう。

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